光学レンズの形状を定める要素は3つあります。
1)面形状とその精度
2)偏芯量
3)肉厚量
これらを測る装置はご存知の通り、1)は干渉計、2)は偏芯測定機が存在します。
肉厚はどうでしょうか?デジタルノギスでは正確な肉厚は測れません。
測定箇所は1ヵ所であり、その場所は探すしかありません。ノギスで傷付けずに探せますか?
本装置誕生の背景はここです。
大口径仕様(最大φ400mm)も承ります。大口径はRが長くスキャン式は不要と判断し、測定は外形センタリング方式です。
この大口径仕様は製造ラインで運用出来る様、レンズ情報を予め入力し測定開始ボタン操作だけで迅速な測定が可能となっています。
次は大口径と真逆の測定ご要望です。小さいφはどこまで可能か?
最小φ3mmのニーズがあり、これもクリアしました!
※但しこのサイズは専用機が望まれます。
CT-gauge,日々進化しています。乞うご期待下さい!

出力事例(画像をクリックして下さい。拡大します)
レンズの必須評価項目には ・面形状 ・透過波面 ・偏芯等があります。 そして、もう一つ重要な項目に中心厚があります。 特に最近のレンズ硝材は柔らかい素材が多用され接触式では傷の懸念があります。そして今この装置が注目される分野が2つあります。
1.半導体露光機用の大型レンズ
2.自動運転技術の進化に伴う監視カメラ用レンズ
これらのレンズ性能には他分野のレンズより一段上の性能が求められます。肉厚誤差は周辺ボケの要因になり又ΔH(凹み量)測定に関しては、未だにデプスゲージという『接触式で触りながら最大量を探す』手段しかありません。これを解決した本装置の動作原理が下記です。
※画像をクリックして下さい。拡大します。
弊社では非接触による中心厚に着眼し、センサーメーカー様とシステム設計メーカー様(エ・モーションシステム㈱様)の協力を仰ぎ、中心肉厚を非接触でしかも<探して測る>装置をを完成しました。この装置の登場でこれまで正確に測定出来なかった『中心厚』が測定可能となります。 詳しくは
こちらまで。
レンズ接合用電子制御式芯出し装置(型式:UPA) 発売開始!
光学レンズの貼り合わせ作業は中々難しいです。特にΦ20mm以下ともなるとレンズに触れただけで偏芯測定機の像が大きくズレてしまい作業が極めて困難です。 この難題を解決する方法は無いのか?マイクロで出来ないか? 作業現場からはこんな声を良く聴きますが決定版がありませんでした。
待望の装置、遂に完成です。超音波モータというサブミクロンの位置制御が可能なアクチュエーターを駆使し、手動では到底不可能な芯出し作業をこなします。 名称を『
UPA(Ultrasonic Precision Aliner)』と命名しました。
どうぞご欄下さい。詳しくは
こちらです。
弊社は、様々なレンズの偏心測定機を取り扱いしております。
各レンズ偏芯測定機、光軸厚み測定機の詳細は「製品案内」ページへ
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