反射望遠鏡は利点もありますが製品そのままの仕様では不十分な点も多々あります。
1.迷光防止対策
反射望遠鏡では斜鏡という光を90°曲げて筒外へ導くミラーが筒先に近い所に配置
されてます。接眼部が近いという理由で筒先から入る余計な光でコントラストが低下
します。従ってフード装着が望ましいです。但し市販に中々良いモノがないので簡単
なのはホームセンターで売ってるゴミ箱をカットして筒先と主鏡背面からの迷光を
完全遮断します。
2.アポタイザー
反射望遠鏡では先ほどの筒先近くのミラーを支持するスパイダーの影響でコントラスト
が低下します。この影響を抑える為、スパイダーに小さな治具を装着します。
これは光の干渉理論に基づき回折効果で解像度を劇的に改善する方法です。
3.シムリング装着
安い中華望遠鏡においては主鏡の保持でゴムを120度間隔で3個使う方法が取られています。これが結像で悪さをします。3本不思議な光状が発生します。これを改善するのが円形の保持リング、通称シムリングです。これを使うと前述のアポタイザーの効果と相乗効果で劇的に解像度がアップします。下記がそうです。口径が数倍の望遠鏡と匹敵する驚異的に解像度が出す事に成功しました!